愛知県厚生連安城更生病院内分泌糖尿病内科
2007 年 96 巻 10 号 p. 2291-2293
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は低Na血症精査目的で入院となった40歳男性.汎下垂体機能低下症の診断で補充療法を開始したところ血清Na濃度が上昇し,約1週間後に閉じ込め症候群を呈した.橋中心髄鞘崩壊症と判断し早期にステロイドパルス療法を施行したところ,神経障害は著明に回復した.経過中のMRIでは脱髄所見を認めなかった.早期のステロイドパルス療法により,不可逆的な髄鞘崩壊への進行を抑制できたと考えられる.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら